「逆求人」という言葉を見かけることが最近多くなってきました。
そもそもこの「逆求人」とはどういう意味なのでしょうか?
このページでは、これから逆求人を利用していきたい人に向けて「逆求人の意味・仕組み」と「逆求人サービスの具体例・メリット・デメリット」を解説していきます。
逆求人の意味・仕組み
逆求人の意味
企業から求人に応募するように誘いが来ることを逆求人と言います。
企業が募集している求人に求職者が応募するのが一般的ですが、その逆のパターンが逆求人です。
別の言い方では、「オファー」「スカウト」「ダイレクトリクルーティング」と呼ばれてもいます。
逆求人の仕組み
主に逆求人サイトと呼ばれる仲介業者が運営するサイトが企業と求職者の間を取り持っています。
求職者と企業が直接やり取りする場合
まず、求職者は逆求人サービスに登録をして、プロフィールを記入し、オファーが来るのを待ちます。
企業側も逆求人サービスに登録をして、自社に合った人材がいないか、求職者のプロフィールを見て探します。
自社に合った人材が見つかれば、企業側から求職者にオファーを出します。
求職者とエージェントがやり取りする場合
エージェントが運営している逆求人サービスの場合は、エージェントが保有している求人の中から求職者に合った求人のオファーを出しているところもあります。
イベント型もある
合同企業説明会は企業が自社の説明をしますが、求職者側が自分をアピールする逆求人イベントもあります。
逆求人サービスの種類・具体例
逆求人サービスは以下の4種類があります。
- 求職者と企業が利用する逆求人サイト
- 求職者と企業とエージェントが利用する逆求人サイト
- 求職者とエージェントが利用する逆求人サイト
- リアルイベント
さらに、そこから年代や理系のような形で細かく分かれています。
求職者と企業が利用する逆求人サイトの具体例
- マイナビジョブ20’sスカウト
- らいくサービス(はたらいく)
- キミスカ
- OfferBox
- Wantedly
- JIOBRASS
などたくさんあります。
中途向けは昔からたくさんありますが、近年新卒向けが増えてきて、既卒向けはまだ少ないという状況です。
しかし、マイナビジョブ20’sスカウトや、下記で例に挙げているアッテミオファーは既卒対応しているので、利用してみると良いでしょう。
求職者と企業とエージェントが利用する逆求人サイトの具体例
- リクナビNEXTスカウト機能
- リクルートエージェントスカウトサービス
- リクルートダイレクトスカウト
- マイナビ転職スカウト機能
- マイナビエージェントスカウト
- アッテミオファー
- ビズリーチ
などがあります。
転職サイトにはスカウト機能が付いているので、特に気に留めていなかったかもしれませんが、昔から逆求人サービスはあります。
求職者と企業だけでなくエージェントも交じっているため、特に提携エージェントからスカウトが来る逆求人サイトは煩わしく感じるかもしれません。
求職者とエージェントが利用する逆求人サイトの具体例
- マイナビ転職エージェントサーチ
- 人材バンクネット
マイナビ転職エージェントサーチと人材バンクネットはどちらも全国の転職エージェントを検索できるサイトです。
求職者側からエージェントが公開している求人に応募(実際には登録)できますが、逆求人サイトとしての機能もあり、スカウトサービスに登録すると興味を持った企業からオファーを貰えます。
リアルイベントの具体例
- 逆求人フェスティバル
逆求人フェスティバルは新卒かつITエンジニア職・ビジネス職に特化した逆求人型の就活イベントです。
本来はリアルイベントですが、このご時世でオンライン開催となっています。
逆求人サービスのメリット・デメリット
求職者・企業双方に逆求人サービスを利用するメリット・デメリットがあります。
(※主に逆求人サイトを想定)
逆求人サービスのメリット
- 求職者・企業ともに地理的な制約・コストがない
- 企業が自社に合っている人材だけを選ぶことができる
- 想定していない企業からのオファーで、求職者は自分の可能性を広げられる
- 求職者の市場価値が分かる
逆求人サービスの普及で、地方在住者が都市部の企業にアピールすることができ、企業も地方の良い人材を獲得しやすくなりました。
逆求人サービスのデメリット
- 合同説明会のように対面での熱量を感じるやり取りがない(※イベント型は別)
- 求職者のプロフィールに企業が興味を持たない場合は全くオファーが来ない
- 何度もオファーをしてくるエージェントもいるので、煩わしく感じる
オンラインなので直に熱量を感じることはありませんが、プロフィールを公開して反応を見ることができます。
全くオファーが来ないのは、魅力的でないということなので改善すればよいだけです。
なお、提携エージェントからスカウトが来る逆求人サービスはうっとおしいことがあるので、気になるのであれば、ブロックしましょう。
まとめ
以上、「逆求人の意味・仕組み」と「逆求人サービスの具体例・メリット・デメリット」をわかりやすく説明してみました。